< 代表のご挨拶 >
(有)種亀のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
弊社は嘉永三年(1850年)創業以来、永きに渡り、最中種(最中の皮)専門店として、
和菓子店様を中心としたプロの皆様のお手伝いをさせていただいております。
近年機械化の技術が進み、大量生産の最中種(最中の皮)も増えてまいりましたが、
弊社では昔ながらの製法にこだわり、毎日職人が五感を最大限に使い、
一枚一枚心を込めてお焼きしています。
量はたくさん作れませんが、おいしい最中種(最中の皮)をお届けする為のこだわりです。
また、最近では最中種(最中の皮)そのものの可能性も引き出したく、
「餡」だけでなく、様々なものとの組み合わせを探求しております。
最中種(最中の皮)は「もち米」です。
餅を焼いて作られている食品ですので、餡以外のものとも実は相性がいいのです。
「アイスと最中」の相性の良さは、もはやご説明不要と思いますが、
醤油や塩気のある食材との相性も意外と良いのです。
すこし焼き目のついた磯辺餅を想像していただけると分かりやすいかもしれません。
こういった、食材としての最中種(最中の皮)の面白さをご活用いただこうと、
飲食店様や一般消費者様向けに小売販売もさせていただく様になりました。
また、近年では「食べられる器」としてお役に立れる場面も増えてまいりました。
最中種を使う → 「最中種って面白いかも」と興味を持つ →
そもそも「最中種」って「最中の皮」だよなぁ → 和菓子店で「最中」を購入してみる。
そういう流れが出来れば、最中種屋冥利につきます。
「最中」への入口を様々な形でこちらからご用意し、
少しでも多くの皆様に「最中」に興味を持っていただければと思い、
日々情報発信をしております。
「和菓子」という素晴らしい文化を継承する一助となる為、
「最中種」という食材を後世に伝えていく為。
(有)種亀はこれからも、代々受け継がれてきた伝統と品質を重んじ、
現在では極めて数少ない最中種(最中の皮)専門店としての自覚と責任を持ち、
昔からの素朴な風味を崩さずいつまでもお客様にご満足いただける
最高品質の最中種(最中の皮)をご提供してまいります。
平成31年11月吉日
代表取締役 六代目
梅本 慎一郎